パニック障害について①
突然ですが、わたしの所属しているゼミの先生は“発信”することをとても大切にされています。
“発信”とは、留学やボランティアなど各人の様々な経験を、自身の思い出として留めておくだけでなく、発表会やイベントを通して他人にもその経験を伝えることです。
わたしがブログを始めたのも、小規模ではありますが世間に“発信”することだと思うので、自分の経験や現状について書きます。
少しでもパニック障害という病気を知っていただけたら嬉しいです。
わたしは去年の9月にパニック障害と診断されました。
パニック発作自体が初めて起こったのは5月中旬でした。
(発作が起き始めた頃の状況や診断までの流れはまた別の記事にします。)
パニック障害とはどんな病気か、パニック発作とはどんな症状かについて、簡単に説明をしたいと思います。
パニック障害とは
パニック障害は不安症の一種です。
決して性格や気のせいではなく、脳の誤作動による病気です。
パニック障害には以下の3つの症状があります
- パニック発作
- 予期不安
- 広場恐怖
以下にそれぞれの症状について説明していきます。
パニック発作とは
パニック発作は突然以下の症状がおこります
- 動悸
- 発汗
- ふるえ
- 息苦しさ
- 窒息感
- 胸の不快感
- 吐き気、お腹の不快感
- めまい
- 悪寒、熱感
- 異常感覚
- 現実感喪失、離人感
- 気が狂いそうになる
- 死ぬかもと思う
これら全部の症状が一気に起こるわけではなく、いくつかの症状が突然起こります。
また、人によって起こる症状も違います。
私の場合は、
- 動悸
- 窒息感(喉の筋肉がぎゅっとしまって空気が入ってこない感じ)
- 胸とお腹の不快感(胃の中をかき回される感じ)
- 吐き気
- めまい(ふわふわして立っていられない感じ)
- 熱感
- 離人感(会話の内容が突然頭に入ってこなくなる)
これらも1度の発作ですべてが同時に起こるのではなく、いくつかが同時に起こります。
そして、これらの症状が起こって不安がピークに達すると過呼吸を起こすこともあります。
このような症状が予期せず突然起こるので、次に説明する予期不安と広場恐怖に繋がります
予期不安とは
突然起こるパニック発作のことがずっと頭から離れずに「また発作が起こるかも」と不安を感じ続けることです。
私の場合は、去年の10月あたりまでこの予期不安がとても強くありました。
外出する予定があると、前日からずっと「大丈夫かな...発作起きたら帰ってこれるかな...」と不安でそわそわしてどうしようもなかったです。
発作に腹部不快感と吐き気があるため、ごはんも全然食べられず、お茶碗1/5杯程度のごはんを30分かけて食べるような感じでした。
最近は、少し発作が起きる状況に慣れてきたことと薬物治療のおかげで、この予期不安という症状はかなり改善されました。
改善されたといっても、学校に行くときと、状況を理解してくれているもさりと一緒に出かけるときにはあまり不安を感じない、という程度です。
ひとりで電車に乗らなければならなかったり、長時間拘束される予定があるときは不安が強いです。
広場恐怖とは
パニック発作による予期不安が強くなると、発作を起こしたことがある場所やひとりでの外出を避けがちになります。
ここで言う広場とは、広い場所の意味ではなく、「発作が起きて逃げられない場所」「助けてくれる人がいない場所」のことです。
私の場合は、保健室ですぐ休むことのできる学校や理解のある人との外出時にはあまり広場恐怖を感じませんが、ひとりでの外出がとにかく怖いです。
また、電車やエレベーター、レジで並んで待つことがとても苦手です。
電車やエレベーターはとても息苦しく感じます。
また、病気の症状について話していない友達との会話もとても苦手になってしまいました...
いつ発作が起こるか分からず、発作が起きた時には息苦しさと吐き気で話すことができなくなってしまうため、事情を話していない友達と過ごすことを避けるようになってしまいました。
今回の記事では、パニック障害という病気について、私の場合を例に簡単に説明をしました。
私は来月からカナダへ留学に行く予定ですが、留学に行けるのも、理解し支えてくれた人やカウンセラーの先生、病院での治療のおかげです。
次の記事では、私がパニック障害を発症してから留学に行けるようになった経緯についてを書こうと思います。
このブログを通してひとりでも多くの方にこの症状について知っていただけたら嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました😊😊
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